【Pythonのif文とエラー処理】try exceptの使い方を例付きでわかりやすく解説！

Pythonを使っていると、if文やエラー処理は避けて通れない基本要素です。特に、エラー処理のtry exceptは、実行中に予期せぬエラーが発生してもプログラムを安全に動かし続けるために重要です。

そこで、本記事では、if文とtry exceptを組み合わせたエラー処理について詳しく解説します。

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if文の基本的な使い方

まずは、if文の基本からおさらいしましょう。 if文は、条件に応じてコードの実行を分岐させるために使用します。

基本構文

if 条件:
    実行するコード
elif 別の条件:
    実行する別のコード
else:
    上記の条件に合致しない場合のコード

例：if文のシンプルな例

x = 10

if x > 5:
    print("xは5より大きい")
elif x == 5:
    print("xは5と等しい")
else:
    print("xは5より小さい")

このコードでは、xの値に応じて異なるメッセージが表示されます。

エラー処理の基本：try except

次に、try exceptによるエラー処理の基本を見ていきます。

try exceptを使うと、コード内でエラーが発生してもプログラムがクラッシュするのを防ぎ、代わりにエラーメッセージを表示したり、別の処理を実行できます。

基本構文

try:
    実行するコード
except エラーの種類:
    エラーが発生した場合に実行するコード

例：try exceptのシンプルな例

try:
    result = 10 / 0
except ZeroDivisionError:
    print("0で割ることはできません")

このコードは、10 / 0という計算でエラーが発生するのを捕捉し、ユーザーに適切なメッセージを表示します。

if文とtry exceptの組み合わせ

実際のプログラムでは、if文とtry exceptを組み合わせて、より柔軟なエラー処理を行うことが一般的です。

例：ユーザー入力のバリデーションとエラー処理

user_input = input("数字を入力してください: ")

try:
    number = int(user_input)
    if number > 0:
        print("正の数です")
    elif number == 0:
        print("ゼロです")
    else:
        print("負の数です")
except ValueError:
    print("無効な入力です。数字を入力してください。")

このコードは、ユーザーが入力した値を整数に変換し、if文でその値を判定します。 同時に、try exceptを使って無効な入力（例えば、文字列）が与えられた場合のエラーを処理します。

try exceptの応用例

複数のエラーを処理したい場合や、エラーの種類ごとに異なる処理を行いたい場合もあります。

例：複数のエラーを処理する

try:
    number = int(input("数字を入力してください: "))
    result = 10 / number
    print(f"結果: {result}")
except ValueError:
    print("無効な入力です。数字を入力してください。")
except ZeroDivisionError:
    print("0で割ることはできません。別の数字を入力してください。")

このコードでは、ValueErrorとZeroDivisionErrorの両方を処理し、それぞれ適切なメッセージを表示します。

elseやfinallyも活用しよう

try except構文には、さらにelseやfinallyを追加することも可能です。

else: tryブロックでエラーが発生しなかった場合に実行されます。

finally: エラーの有無にかかわらず必ず実行されるブロックです。

例：elseとfinallyの使用

try:
    number = int(input("数字を入力してください: "))
    result = 10 / number
except (ValueError, ZeroDivisionError) as e:
    print(f"エラーが発生しました: {e}")
else:
    print(f"計算結果は: {result}")
finally:
    print("プログラムを終了します。")

このコードは、エラーが発生しなければ計算結果を表示し、最終的に必ず「プログラムを終了します」というメッセージを表示します。

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まとめ

if文とtry exceptを効果的に組み合わせることで、エラー処理を柔軟に行えるプログラムを作成できます。

エラー処理は、ユーザーにとって使いやすく、信頼性の高いプログラムを作るために非常に重要です。

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