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【Python】for文でのcontinue文の使い方と活用法をコード例付きで解説!

Pythonにおけるfor文は、リストやイテレータから要素を取り出して処理を行う際に便利です。
しかし、特定の条件下で処理をスキップしたい場合があります。

そのような場合にはcontinue文を使用します。
本記事では、for文とcontinue文の組み合わせに焦点を当て、効果的な使い方や活用法について解説していきます。

for文の確認

Pythonのfor文は、シーケンス(リストやタプルなど)やイテラブル(イテレータやジェネレータなど)から要素を順番に取り出して処理を行うための制御構造です。
例えば、以下のようにリストの要素を順番に表示する場合に使用します。

fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
for fruit in fruits:
    print(fruit)

このコードは、fruitsリストから要素を1つずつ取り出し、その要素をfruitという変数に代入してprint()関数で表示します。

continue文の基本的な使い方

continue文は、繰り返し処理(for文やwhile文)の中で使用され、特定の条件を満たす場合にその繰り返し処理をスキップして、次の繰り返し処理に進むために使用されます。

例えば、以下のようなコードでは、リスト内の要素が偶数の場合にのみ要素を表示し、それ以外の場合はスキップします。

numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
for number in numbers:
    if number % 2 != 0:
        continue
    print(number)

このコードでは、numbersリストから要素を1つずつ取り出し、その要素が奇数の場合はcontinue文によって処理がスキップされ、偶数の場合のみprint()関数で表示されます。

★実行結果:

2
4
6
8
10

continue文の活用法

条件付きで要素を処理する

continue文を使用することで、特定の条件下で要素の処理をスキップすることができます。
これにより、より複雑な条件を満たす要素のみを処理することが可能となります。

scores = {"Taro": 85, "Jiro": 92, "Hanako": 78, "Mika": 65}
for name, score in scores.items():
    if score < 80:
        continue
    print(f"{name}: {score}")

このコードでは、scoresという辞書から名前とスコアを取り出し、スコアが80未満の場合は処理をスキップし、80以上の場合のみ名前とスコアを表示します。

★実行結果:

Taro: 85
Jiro: 92


特定の条件に一致する要素をスキップする

continue文を使用して、特定の条件に一致する要素を処理から除外することができます。
これにより、不要な要素を簡単にスキップすることができます。

for i in range(1, 11):
    if i % 3 == 0:
        continue
    print(i)

このコードでは、1から10までの数値を順番に取り出し、3の倍数の場合はcontinue文によって処理がスキップされます。

★実行結果:

1
2
4
5
7
8
10

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まとめ

for文とcontinue文の組み合わせは、特定の条件下で処理をスキップするための強力なツールです。
適切に活用することで、コードの見通しを良くし、処理の効率を向上させることができます。
是非、上記の解説を参考にして、Pythonにおけるcontinue文の活用法を身につけてください。