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【Python】def文とreturn文の使い方がわかる!コード例付きで解説!

Pythonにおけるdef文とreturn文は、関数を定義して利用する上で非常に重要です。
そこで、この記事では、初心者向けにdef文とreturn文の基本的な使い方から応用までを詳しく解説します。
さらに、コード例と実行結果を交えながら、理解を深めていきましょう。

Pythonのdef文とreturn文とは?

def文により、関数を定義することができます。
関数を定義することで、同じ処理を何度も書く必要がなくなり、コードを効率的に管理できます。

★以下の記事ではそもそも『def文』とは何かについて解説しています。
こちらの記事を先に見ておくと、以降の内容がより理解しやすくなるでしょう。
torus07.hatenablog.com


一方、return文は、関数の処理結果を返すためのものです。
関数が計算した結果や、処理した値を呼び出し元に返す際に使用します。

基本的な使い方

まずは、基本的な使い方から見ていきましょう。

# 例: 2つの数値を足し合わせる関数
def add_numbers(a, b):
    result = a + b
    return result

# 関数を呼び出して結果を表示
print(add_numbers(5, 3))

このコードでは、add_numbersという関数を定義し、引数aとbを受け取ってそれらを足し合わせています。
そして、計算結果をreturn文で返しています。
関数を呼び出す際には、add_numbers(5, 3)のように引数を指定し、関数の結果を表示しています。

実行結果:

8

このように、関数を使うことで簡単に処理を実行できます。

複数の値を返す方法

Pythonでは、return文を使って複数の値を返すこともできます。
以下の例を見てみましょう。

# 例: 2つの数値の和と差を返す関数
def sum_and_difference(a, b):
    total = a + b
    diff = a - b
    return total, diff

# 関数を呼び出して結果を表示
print(sum_and_difference(8, 3))

この関数では、和と差の2つの値をreturn文で返しています。
呼び出し元では、複数の値を受け取るために変数を複数用意することができます。

実行結果:

(11, 5)

デフォルト引数の使用

また、def文ではデフォルト引数を指定することもできます。
引数に初期値を設定することで、関数の柔軟性を高めることができます。

# 例: デフォルト引数を持つ関数
def greet(name, greeting="Hello"):
    return f"{greeting}, {name}!"

# 関数を呼び出して結果を表示
print(greet("Taro"))
print(greet("Jiro", "Good morning"))

この関数では、greeting引数にデフォルト値として"Hello"が設定されています。
このため、`greet("Alice")`のように引数を一つだけ指定すると、デフォルトの挨拶が使用されます。

実行結果:

Hello, Taro!
Good morning, Jiro!

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まとめ

この記事では、Pythonにおけるdef文とreturn文の基本的な使い方から応用までを解説しました。
関数を定義し、処理結果を返す際にはdef文とreturn文を上手に活用しましょう。
コード例と実行結果を通して、理解を深めていきましょう。