そこで、本記事では、『if文で複数条件をリストで使う方法』について詳しく解説します。
実践的な例を交えながら丁寧に解説していきますので、ぜひ、最後までお付き合いください。
複数条件をリストで表現する方法
Pythonでは、複数の条件をリストで表現することができます。
これは、if文を使って条件分岐する際に便利です。
具体的な使い方を見ていきましょう。
conditions = [condition1, condition2, condition3, ...] if all(conditions): # 条件がすべてTrueの場合の処理 else: # 条件のいずれかがFalseの場合の処理
このように、conditionsというリストに条件を格納し、all()関数を使ってリスト内の条件がすべてTrueであるかどうかを確認します。
条件がすべてTrueの場合には、ifブロック内の処理が実行されます。
リスト内包表記を使用した複数条件のフィルタリング
Pythonでは、リスト内包表記を使用することで、簡潔に複数条件を使ったフィルタリングができます。
これは、リスト内の要素を条件に基づいて抽出する際に便利です。
filtered_list = [x for x in original_list if condition1 and condition2]
このように、リスト内包表記を使うと、一行で条件に合致する要素を抽出できます。
複数条件をリストで使う実践例
ここでは、実践的な例を交えながら、複数条件をリストで使う方法を見ていきましょう。
例1:リスト内の偶数を抽出する
numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10] even_numbers = [num for num in numbers if num % 2 == 0] print(even_numbers) # 出力: [2, 4, 6, 8, 10]
例2:特定の条件に合致する要素を取り出す
fruits = ['apple', 'banana', 'orange', 'grape', 'kiwi'] selected_fruits = [fruit for fruit in fruits if len(fruit) > 5] print(selected_fruits) # 出力: ['banana', 'orange']
例3:複数の条件に合致する要素を取り出す
numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10] selected_numbers = [num for num in numbers if num % 2 == 0 and num > 5] print(selected_numbers) # 出力: [6, 8, 10]
これらの例からわかるように、複数条件をリストで使うことで、柔軟にデータを操作することができます。